ロコモティブシンドローム(通称:ロコモ)は、様々な要因によって運動機能が低下している状態です。日常的に適度な運動をおこなっていない方、高齢の方は、筋力や関節機能が低下しやすく、ロコモティブシンドロームになってしまうことがよくあります。
高齢者の場合、これに伴って要介護状態になり、日常生活に支障をきたすことも多いので注意が必要です。
ロコモティブシンドロームは高齢の方によくみられますが、最近は比較的に若い方にも起こっています。
下表の各項目に1つでも当てはまる方は、ロコモのリスクが高い方だと考えられますので、お早めに受診をお勧めいたします。
※ロコモチェックの詳細についてはこちら
骨量や筋肉量は20代の頃にピークとなり、その後は徐々に低下していきます。栄養バランスの悪い食生活、運動不足などが続くと、筋力は一層落ち込んでいきます。それでも30代ならば自覚症状は少ないかもしれません。
しかし、40代、50代と年齢を経るにつれ、無理がきかなくなっていき、身体の衰えを感じる方も出てきます。そして60代頃には依然と比べて思うように動けないと自覚する方も増えていき、膝や腰などに痛みを覚えるケースも徐々に増えてくるのです。
こうしたリスクを減らすためには様々な対策が必要になりますが、とくに重要とされているのが「健康習慣」です。適度な運動を日常的に取り入れることにより、支える力、曲がる衝撃を吸収する力、動かす力を鍛えることができます。これによって骨粗鬆症などを予防する効果も見込めます。
当院では、運動器を鍛えるための専門トレーニングも行っているので、まずはお気軽にお問い合わせください。